私はね。。コピー＆ペースト一本でここまでのし上がってきた、窓際先輩行った。

「スキルを上げる必要なんてない。私がいい例だ。コピー＆ペーストとしかできない。でも金持ちだ。世界中のどこに行っても私はこの「コピペ」一本で金持ちになれるね。」

窓際先輩は愛おしそうに右クリックをした。

「なんでも詳しくあることが大事なんだ。正しいものをコピーして、正しいところにペーストする。簡単なことに聞こえるだろうが、悲しいかな、みんなこれができない。正しいコピー先とペースト先がわかってないんだ。」

青年は思った。(いや、自分で文章書けよ！そういうのを盗作っていうんだぞ！)と。だがそれは言わないでおくことにした。この窓際先輩から「コピー＆ペースト」を取ってしまったらいったい何が残るというのだろう。いや、何も残らない。。このまま黙っておいて会社のエースとして居続けてもらった方が得策であろう。